とらドラ! (10)

Tn_090307_001   竹宮 ゆゆこ
 初読: 2009/03/15~2009/03/16
 ISBN-10: 4048675931
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10巻をもって完結しました。
まぁ、終わり方としては納得できる形ではありました。

10巻まで買っておいてなんですが、物語としては正直にボクの趣味からは外れるかな。登場人物の精神構造が全体的に幼く短絡的。青春という言葉でくくってもいいのだけれど、精神構造が幼い人たちがドタバタする物語でありながら、根底がネガティブに進むというのがなんというか、あわなかった理由だと思います。
馬鹿なりにポジティブに、馬鹿に進むなら良いのですが、トラウマみたいなものが出てきて餓鬼の駄々の様に暴れる、他人に迷惑をかける(しかも主人公達が迷惑をかける側)というのが。
自分が高校生の時にこんなに他人に大人に迷惑をかけることを是としたか? もっと常識と他人にかける迷惑を考えたよな。
と。まぁトラウマを持つような人生を送っていないし、その辺に違いが有るのかも。他人に迷惑を とか言い出すと不良だの暴走族の漫画とか読めなくなりますね(笑

そんな思いもあって馬鹿な間(序盤)は楽しく読めたのですが、だんだんと醒めていった感じ。
まぁ 欝展開も良いのでしょうが、途中に無駄な描写とがあるので余計に。
シリアス展開中に『嘘だと言ってよ バーニィ』なんてのが必要なのか? とか。
ネット系なネタとかが半端に混じるあたりが厳しかったのかも。
作者さまとして田村君もだけれど、トラウマ系のネタを書きたいのが見て取れるのですが馬鹿やっている前向きの話を書いている方が向いているような気がします。

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もふもふっ 珠枝さま!

もふもふっ珠枝さま!   内山 靖二郎
 初読: 2008/09/29~2008/09/29
 ISBN-10: 4840124280
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好きな作品。『神様のおきにいり』シリーズの続編。
私は従来のタイトルの方が好みですね。
心機一転という事なのか、神様以外にも気に入られてるから?(笑

玉枝は家神という、個人的にすごい秀逸と思っている設定があります。『家神は家に福を招く。しかし、他の人に知られてしまうと奪われる(福が逃げる)かもしれないので、秘せねばならない存在である』 という設定。
これは家神という存在を、自分が(家神様が家にいない一般人が)知らない理由を上手く説明したものなっています。(ああ彩里の家には家神様がいないし、友達の家でも見たこと無いけれど、隠しているから会えないのか・・・ということですね。)と同時にこの設定は『家神の存在を秘密にしなければならない』ということで、どうしても物語を環境、人間関係がクローズドなものとします。実際、登場人物を限り閉じた中か、(知人がいる)地元ではないエリアでの物語となっていましたし。

ということで、もっと玉枝が色んなキャラと日常的に絡めるようにしたと言うのが今回の大きな変化点でしょうか。何にどのようにした と言うのを書くとネタばれ(と言う程でもないですが)つまらないので差し控えますが、これまでの延長には違いありません。祀られる存在には違いないし。とすると、主人公の家に住んでいることが問題になるんじゃ?という気がしないでもないですが。

しかし、全般にライトな、そして主人公の女難というラノベテイストが強くなった気がします。これまでの、人と相容れぬ存在という妖怪。その彼らの道理と人間の道理の違い。それを知って尚、架け橋と望むという主人公の生き方。全般のまったりした中に戎であったり猫神たちの妖としての陰惨な側面も描いているというのが、なんとも言えず独特で好みだったのですが そういうのが無くなってしまっている気がします。それが残念。

これから出てくるのかもしれないのですが、なんか安易なポップな方面には流れないで欲しいなと思ってしまったりします。多種あるハーレムみたいになるのはちょっとね

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えたーなる★ふれんど!~from はぴねす!~

Tn_080626_004   水崎 弥生
 初読: 2008/06/28~2008/06/28
 ISBN-10: 4434119680
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はぴねす!の最強ヒロイン(?)
渡良瀬の準にゃんがヒロインの話。

タイトルにしっかりと from はぴねす! とあるのに、絵柄がゲームの人と違いすぎて、店頭でぱらっと開いて登場人物の名前を見るまではぴねす!だと気づきませんでしたよ(笑

時系列で見ると、ゲームの主人公 雄真が魔法科に所属してて、恋人のいる様子無し。伊吹ちゃんがいる ということから、ゲームでいう伊吹ルート後かな?

純愛と帯にある通り、ゲーム本編の様な砂を咬んでいる様な甘ったるさがしっかり再現されていました。視点が雄真と準の両方から語られる訳ですが・・・・なんというかね。
準ちゃんは男な訳で。ゲームの中でも準からからかわれている雰囲気が良く そういう意味で好きなキャラですが、性同一障害として真剣に愛されている となるとちょっと微妙な思いもあります。

とりあえず 原作を知らない人は手を出すべきではないと思います。
原作を知らないと本当にさらっと流されるだけの感じなんで。原作ファンで+1点という感じでしょうか。

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マリア様がみてる マーガレットにリボン

Tn_080401_001  今野緒雪
 初読:2008/04/01~2008/04/02

3ヶ月に一冊と言うペースをしっかりと刻んでくれる、季刊小説。五輪作家さま達は見倣っていただきたいところ。集英社に媚びたタイトル(マーガレット に りぼん ですから) じゃないよ~と作者様は言われますが、言われるまで気付きませんでしたとも。

女の子は直ぐに気付かれるのでしょうか。

今回のはバラエティ・ギフトの系列に並ぶ短編集を連ねた形式のもの。全部書き下ろしの新刊であるため、話が揃っているのが良いですね。二年生の時期薔薇様トリオの話をベースに、蓉子様、江利子様、聖様の話に話を一つずつ。それから、祐巳ちゃんの話二つに 蒼い傘の大冒険。

今回の話はホワイト・デー前の話ということで、次の話はホワイト・デー当日の話か卒業式近辺の話でしょうか。『パラソルをさして』までの話が大きく展開していき。それから、穏やかな日常を挟んでの、『特別でないただの一日』を転機に祐巳の妹捜しが始まったと思うと、あらためて冊数を見ると引っ張りすぎという感じですね。それでも漫画の様に読ませてしまう今野さんの筆力なのですが。そろそろ、本気でデレてる瞳子ちゃんを見たいところです。

気になるのは、今回のが短編集にも関わらずオリジナルということ。つまりは、今度は連載分をまとめたのも近いうちに出てくるという事でしょうか。『フレームオブ マインド』から2冊しか挟まずに短編集なので、少し期間を開けて欲しい所ではあるのですが。

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SH@PPLE (1)

Tn_080323_004  竹岡 葉月
 初読: 2008/03/25~2008/03/25
 ISBN-10: 4829132752
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漫画やゲームで良くある、男女の双子入れ替わりもの。
最近みかけるのは女装潜入モノでも、入れ替わりではなく、家族にハメられるとか、妙な事情があったりというのが多い様な気もします。

これは富士見ファンタジア文庫ですが、自分が見たこと無いような派手な帯だったので、興味を持って購入した次第。ファンタジア文庫では初めての入れ替わりモノとありましたが、それについてはちょっと意外な感じ。
とはいえ、この手の入れ替わりは漫画とかなら映えますが、文章だとあくまで妄想に頼るので、そんな物なのかもしれませんね。

この手の物語のテンプレートとしてあるのは
 ・入れ替わりを持ちかけるのは女の子の方。
   (男からだったら単なる変態さんだし。)
 ・性格は女の子が活発・勝気・優秀
     男の子はいい人・のんき・流され型
 ・二卵性のはずなのに、入れ替われるほど容姿・声質が似てる。
と、こんな感じですが、この辺はしっかりとなぞっています。
ことに最後のは突っ込んだ方が負けだと思わないでもないです。

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神さまのおきにいり (4)ねこまたの巻

神さまのおきにいり (4)ねこまたの巻 内山 靖二郎
 初読: 2007/04/06~2007/04/06
 ISBN-10: 4840118256

最初は巫女服モドキ
びしゃがつくの巻ではゴスロリ
ぬれおんな の巻では
 スク水 セーラー服
と来て今回はネコ耳体操着
表紙とかシチュエーションで遊んでいますね。

まー男系の妖怪はだったり、だったり、だったりするのに、女の子の妖怪は人型という時点で推して知るべしなのかも。まー その辺はラノベなのでおっけーという事にしましょう。
男の人型妖怪が出てきたらそれこそ神の類でしょうし。

さておき、そんなラノベテイストの中でも
妖怪の起源・振る舞い等は民俗学的なものに準じていて、 人とは相容れぬ鬼神という側面もしっかりと描いている。その人と相容れぬものとの付き合い方の探求。克己がこのシリーズの根源となるテーマには違いない。その辺がしっかりしているのが、楽しく読める理由かもしれない。

今回もしっかりと楽しませていただきました。
まぁタイトル通り 猫が主役だったりしますが、びしゃがつくで登場したヤマイヌのマヤも美味しい感じで登場。
猫対犬 対決の構図
まーどっちも好きなのですけれどね。
#考えれば犬なのにマヤ(沖縄弁で猫)という名前も(笑)ですが。

今回はお色気にぎやかしこと好香成分が少ない代わりに八咫烏成分大幅増加です。
迫力あるオオヒロさん、毎度のコヒロさん共々かわいいったらありません。てか 水着の時も色々とさりげなく描写されていた尾羽にあんな意味合いがあったとは。
これまで触らなくて良かったな>智宏
てか 尾羽は人で言うとどこに当たるんでしょうかね??
まぁその妖怪独特の愛情表現というのはあるものなのでしょうが(で恋姫が浮かんだ自分は駄目人間)
今回出番は少ないとはいえ好香さんは美味しいし
真希も可愛いところを見せてきてますし、一番魅力が無いのが幼馴染というのも珍しいかな。

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本格推理委員会

本格推理委員会 日向まさみち
 初読:2007/03/03~2006/03/04

ラノベ(ライトノベル)の皮を被った
 ミステリー
ミステリーの皮を被った青春物語。

まずタイトルからして“本格” “推理” 委員会と、まともなミステリを期待しない。
どっちかというと、ゲームかラノベかアニメかと言うタイトルだと思う。
登場人物も
 料理が得意でお兄ちゃん属性な主人公。
 主人公に懐く妹ミア、作家の母、
  冒険家の父という家族構成
 居眠り魔・運動万能・直感無敵と
  特殊属性満載の幼馴染に、クールなその妹。
 クラスメートも女の子好きな三枚目虎ノ介に
  頭脳明晰・文武両道な響さん。
本格推理委員会のメンバーときたら・・・・
 まぁこれは本格推理委員会って何? も含めて
 読んでのお楽しみとしてもとりあえず、それなんてギャルゲ?
と呟いてみたい構成となっていますしね。

後書きにラノベの文法を取ってまじめにミステリを書いてみた
 とあるので意図的であるですが。

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神様のおきにいり

神様のおきにいり  内山 靖二郎
 初読:2006/7/30~2006/07/30
  ASIN:4840115737

第2回MF文庫ライトノベル新人賞佳作受賞作
ということで、デビュー作です。
家神様(座敷童の強化版)が巫女服っぽいのを着ている表紙は
萌え系を誘っているわけですが中身は想像よりは骨太。
まあ、あくまでラノベの範疇でというべきですけれども。
とはいえ、折込カラー挿絵のキャラクター紹介から受ける印象ほどには軽くないかな。

店頭で見た時は最近よくラノベで見かける居候系かな~という印象。
なんか萌え系の女の子が出てきてそれでどたばた という
ありがちな物語がという予想していました。
結構その手のは食傷気味もあって見送っていたのですが、
今回はひさしぶりにゴーストが囁いていたので購入。

本として積まれる事も無く、すぐに読んでみたり。

感心したのが家神様という設定。

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まぶらほ ノー・ガール・ノー・クライ

 まぶらほ ノー・ガール・ノー・クライ築地 俊彦

まぶらほという作品を知ったのはアニメになったらしい
というのが最初だったりします。
富士見ファンタジア文庫が原作だというのは知っていたのですが
手はつけていませんでした。
がちゃがちゃの人形を手に入れたりもしていましたが
こんなんがあるんだ~という位でした。
特に手をつけることもなく過ごしていました。

知り合いから漫画版を貰ったこともあり
興味を持って読み始めました。
で、調べたところ『ノー・ガール・ノー・クライ』
が最初の巻とわかり購入。

読み始めてみました。

すると
まぶらほという作品に対して抱いていたイメージと比べて
かなりかけ離れた作品でちょっとびっくり。
ミーハーな世界と思っていたのに
物語の基本は重々しく、人死には出る
ノリとしてはサスペンスものという感じでしょうか。
演じるキャラクターがキャラクターなのでどたばたもありで
どっちつかずという面もありますが。
でも、全体としては可も無く、不可も無くという感じでしょうか。
とりあえず次も読んでみようという気にはなりました。

で、少し読み続けて判ったこと。
ノー・ガール・ノー・クライは単に最初に発売された文庫というだけで最初でないというのは判りました。

ようは まぶらほって
 何種類かあるんですね

・短編 学園コメディ
・長編 血なまぐさい世界の物語 鍵を握っているのは夕奈
・外伝 メイドの巻 もっとメイドの巻

短編で日常を描きながら、外伝で遊んでみたり
長編で色々仕込んだ物語を描いてみたり
作者の遊びたいように書いているんだなという感じがします。

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GOSICKs-春来る死神-

GOSICKs・春来る死神 桜庭一樹
 初読:7/20-7/20

表紙の綺麗な絵と、粗筋というか紹介に惹かれて手にした本だったり。
何も知らずに独立した話だとばかり思って手にしたのですが
GOSICK というシリーズものの
初の短編集という位置づけの話でした。
4冊ほどある長編に続く、最新刊は短編集だったという奴です。

で幸いにというか、知らずに手にした割に
春来る死神こと 久城和弥 と 灰色狼こと ヴィクトリカ の出会いの物語。そして、冒険好きの賑やかしの英国娘アブリルとの出会いの物語。
時系列的に一番最初にくる物語だったりします。

この本をきっかけに、GOSICKシリーズに手をつけたのですが、正直この話を読んでないと、なんで久城が春来る死神と呼ばれているのか、ちっとも判りません。ちっとも死神っぽいキャラじゃありませんしね。
その意味では単行本だけおっかけているファンからするとネタ晴らしの回。
それを最初に読んでしまった形になるのかな?

ミステリとして見た場合、情報提示量が少なく
ぱんぱんと話を展開し、ミーミルが如く知恵の泉に触れられると自称するヴィクトリカが種明かしをするという物語になっています。
まー、ホームズみたいに些細な情報を集めて無茶苦茶な推理(されど正解)をしてという感じ。
短編だけに、物語は短く キャラは立ててとするとこうなるんでしょうか。おかげでキャラの特徴ははっきりと掴めました。

事件の内容を書いても詮無いことなので、

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