バンテージ・ポイント
スペインのサラマンカで開催される、テロ撲滅の国際サミットに出席するアシュトン米大統領。聴衆の前でスピーチをしようとしたその瞬間、何者かによって狙撃された。
一瞬にして大パニックとなった広場で、狙撃の瞬間を目撃した8人。国籍、職業、性別のすべてが異なる8人であったが、違うのはそれだけではなかった。彼らが実際に見たものはそれぞれの立場、場所によってくい違っていた。
一体、8人が見る真実とは何なのだろうか?
バンテージ・ポイント(vantage point)とは「有利な見地」の意。8名それぞれの立場でしか見えない「視点」を寄せ集め、大統領暗殺計画の全貌を明らかにするという含意である。
wikipediaから拾ってきた紹介文。現状公開中なので、内容もこれだけに留まる訳ですが、この惹句だけ読む(というか、映画館の予告編もこの筋で構成されていたと)、どのような映画を期待するでしょうか? ボクがイメージしたのは、こんな感じのものでした。
いくつかの喰い違いを見せる目撃証言・証拠。様々な角度から、事件に挑むサスペンスドラマ。犯人に意図的に被疑者に仕立て上げられる目撃者の一人。容疑を晴らすため、逃走しながら事件を 真実を追いかける。
しかし実際の作品の方はというと、何度も時間を巻き戻り各人の視点で物語が語られるという演出はあるものの、サスペンスチックなのは前半だけ・・・・・・とも言えないか。追跡劇に、カーチェイス。スピード感がポイントの映画でした。
タイトルにもなっている視点。『大統領暗殺計画の全貌を明らかにする』とありますが、そも実行犯から、暗殺計画の指揮官の視点まであるのですから、明らかにするではありません。
短時間で起きた事件を、群像の思い・行動から見つめた映画と言った方が良い。群像という程かっこいい物でもないですけれど。正直、惹句に対して裏切られたというか、予想が外れた映画でした。ボクが見終わった時に後ろの席の人たちも、『もっとサスペンスな映画と思っていたけれど、スピードみたいな映画だったね』と言っていました。全くもって同感です。
そういう意味では作品の出来・不出来と別の次元で、期待を裏切られているので正当な評価をして貰えにくい様に思います。決してつまらない訳ではないので、勿体ないなと思います。とはいえ、絶賛するつもりはありませんが。
ここから ネタバレこみの突っ込み
大統領が暴力に依らない強い正義を体現するのは、大統領が(暗君として描かれる事の多い)ブッシュから、代替わりしようとしているから?
テロリストがあれだけ情報を掴んでいるのもなんですが、あれだけの計画を立てながら最後の実行が、突入の特殊部隊の個人能力に依存しているのはどうなのかと。あれだけの人数相手に一人で突入を想定しているというのは・・・・・
あれだけ冷酷無比なテロリストが飛び出してきた相手にあんな反応をするのか?
狙撃のあれ あんなの設置されるってのはどうなのよ?
惹句の8人って
SS
スペイン人 警察
アメリカ人 観光客
お子様
大統領
実行犯 元特殊部隊
自爆テロ ドアマン
テロ指導者
ですかね?
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